【読書メモ】トニー・ブザン 頭がよくなる本(日本語第3版)
『トニー・ブザン 頭がよくなる本(日本語第3版)』の読書メモです。本記事で紹介している商品リンクは「日本語第4版」となっていますのでご注意ください。内容は第3版とほぼ同じです。
本の情報
書籍名 | トニー・ブザン 頭がよくなる本(日本語第3版) |
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著者名 | トニー・ブザン |
翻訳者 | 佐藤 哲、田中 美樹 |
出版社 | 東京図書 |
発行日 | 1982年12月3日 |
改版日 | 2006年9月25日 |
抜き書き
話すことは直線的な性質を持っているのだから脳もまた直線的に機能しているのだという主張は、生物の本質を考慮に入れていない。(中略)ことばが人から人へと行き交うときには、たしかにことばは直線的に受けわたされる。しかし、これは本質的なことではない。話している脳、ことばを受けとっている脳が、その「内部で」ことばをどのように扱っているかが問題なのだ
引用元:『トニー・ブザン 頭がよくなる本(日本語第3版)』 P125
同じように聞き手もまた、長々とつながったことばを、スパゲッティをズルズルと吸いこむように次々に受けとっているわけではない。前後のことばが作る文脈のなかで、おのおののことばを受けとっているのだ。同時に、それぞれのことばが多元的であることを利用して、その人独自の解釈もつけ加える。この解釈は、それぞれの人の持つ知識の構造にしたがって行われる。そのうえ、この過程を通じて分析し、暗号化し、批判するといった処理も行われているだろう。
引用元:『トニー・ブザン 頭がよくなる本(日本語第3版)』 P125-126