【読書メモ】100年読みつがれる名作 アンデルセン童話集 おやゆび姫・人魚姫など
「アンデルセン童話集」の読書メモです。
アンデルセン童話集 おやゆび姫・人魚姫など (100年読み継がれる名作) [ ハンス・クリスチャン・アンデルセン/著 ]
本の情報
基本情報
書籍名 | 100年読みつがれる名作 アンデルセン童話集 おやゆび姫・人魚姫など |
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著者名 | ハンス・クリスチャン・アンデルセン |
訳 | 木村由利子 |
絵 | くらはしれい |
出版社 | 世界文化社 |
発行日 | 2022年6月15日 |
内容紹介
デンマークに生まれ、貧しさのなか、夢を追い続けた作家アンデルセン。あふれる好奇心、悲哀、一途な憧れ……。100年を超えて読み継がれている童話は、彼の人生そのものでした。
引用元:『100年読みつがれる名作 アンデルセン童話集 おやゆび姫・人魚姫など』 そで
収録されているお話(全10話)
- おやゆび姫
- マッチ売りの少女
- しっかり者のすずの兵隊
- 同じさやのえんどう豆五つ
- ひなぎく
- 空とぶトランク
- みにくいあひるの子
- はだかの王さま
- もみの木
- 人魚姫
抜き書き
すえの姫の何よりの楽しみは、りく地に住む人間の話を聞くことでした。おばあさまは船のこと、町のこと、人間や動物のことを、知っているかぎり話してほしいとねだられました。
引用元:『100年読みつがれる名作 アンデルセン童話集 おやゆび姫・人魚姫など』 P128
この子はきりょうよしではございませんが、気だてがよくて、ほかの子と同じくらい、いえ、一番じょうずなくらいに泳ぎますの。大きくなれば、きりょうも少しはましになるでしょう。もしかしたら、からだもちぢむかもしれません。なにしろ、あまり長い間たまごの中におりましたので、ぶかっこうになってしまったのでしょう
引用元:『100年読みつがれる名作 アンデルセン童話集 おやゆび姫・人魚姫など』 P80
そういうわけで女の子は、はだしで歩いているのでした。寒さのせいで足は赤青まだらです。古ぼけたエプロンにマッチをどっさりつつみこみ、手にもひとたば持っていました。まる一日歩きつづけたのに、マッチはまだ一本も売れていませんでした。銅貨一まいめぐんでくれる人すらありません。おなかをすかせ、からだのしんまでこごえたそのすがたは、見るからにしょんぼりしています。かわいそうに。
引用元:『100年読みつがれる名作 アンデルセン童話集 おやゆび姫・人魚姫など』 P32
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アンデルセン童話集 おやゆび姫・人魚姫など (100年読み継がれる名作) [ ハンス・クリスチャン・アンデルセン/著 ]