漫画を描きたいけれど、上手に描けなくて自信がない。リアルな絵やリアルな背景を描けなければいけないのかと思っている。
漫画を描く上で、リアルな絵やリアルな背景を描くことにこだわりすぎると、本来のマンガの魅力から外れてしまう可能性があります。そこで、棒人間マンガに注目してみましょう。
「棒人間マンガ」で漫画の本質に集中しよう
- 棒人間マンガのメリット
- マンガの進化とブラック労働化
- 棒人間マンガの可能性
1.棒人間マンガのメリット
棒人間マンガは、キャラクターを単純な線や記号で表現するため、絵の上手さにとらわれず、ストーリーやアイデアに集中できます。漫画独特の表現である漫符(汗マーク、怒り顔など)も簡単に表現できるので、マンガの本質に集中しやすくなります。
2.マンガの進化とブラック労働化
かつてのマンガはシンプルな絵柄でした。しかし、現代のマンガは人物も背景もリアルかつ緻密な描写が求められるようになりました。そのため、現代ではマンガを一人で描くには工数が膨大になってしまいました。そういった意味で、マンガ制作はブラック労働化が進んでいると言えるでしょう。棒人間マンガのようなシンプルな絵柄に戻ることで、マンガの原点を取り戻せるかもしれません。
3.棒人間マンガの可能性
棒人間マンガは、キャラクターの匿名性が高まるため、見る側がキャラクターの性別や容姿にとらわれずにストーリーを楽しめます。マンガの本質的な魅力が伝わりやすくなるでしょう。また、漢字のように物事を抽象化する発想から、新しいマンガ表現が生まれる可能性もあります。
まとめ
棒人間マンガは、マンガの本質に集中できる良い方法です。上手に描けなくても、アイデアさえあればマンガは描けます。一度棒人間マンガに挑戦してみて、マンガ創作の喜びを取り戻してみてはいかがでしょうか。
おすすめ書籍
棒人間マンガのアイデアは、「マンガノミカタ」という本からインスピレーションをいただきました。興味がある方は、こちらも是非読んでみてください。